ペッツダイレクトのお役立ちコラム
愛犬家スタッフが執筆中
大切なパートナーとの暮らしにちょっと役立つコラムをお届けします
夏のトラブル!雷雨・花火・迷子、そして賠償責任について考える
近年のゲリラ豪雨や雷雨、そして花火。
夏特有の大きな音が苦手なわんちゃんも多いかと思います。
twitterでも「カミナリに驚いて逃げてしまった」という拡散希望の迷子ツイートを最近よく見かけます。
無事に保護されて飼い主様のところへ戻った報告をみると、ほっと安心しますね。
数年前、私の近所の大型犬がやはり雷に驚いて家から飛び出してしまい、偶然通りかかった男性に興奮状態で噛みついたことがありました。
飼い主の方に後日お話を伺うと、男性はウデを数針縫うケガを負い、治療費やお見舞い金をお支払したとのこと。さらに大切な愛犬はそのまま市に保護され、話し合いの結果、殺処分となったという話で…。とても悲しくなったのを今でも思い出します。
それ以来、対策を万全に整える事は、最終的に「愛犬を守ること」だと考えるようになりました。
私たちにできることは何か、いざという時のために知っておくべきことをまとめました。
●雷や花火の音から気をそらせるには●
苦手な音に日頃から慣れさせておく
最近は雷や花火の音、犬の苦手な音源をまとめたCDも用意されています。
食事中や遊んでいる最中に、小さい音から聞かせて慣れておくと良いでしょう。
いつも通りの落ち着いた声で接する
愛犬をゆっくりなでながら、いつも通りの声のトーンで話しかけます。
「特別なこと、怖いことは起きていない」という雰囲気を作りましょう。
テレビやラジオの音でごまかす
テレビやラジオが苦手でなければ、雷や花火の音をかき消すアイテムに。
お気に入りのおもちゃや特技で遊ぶ
楽しいおもちゃや号令に集中して、外の音から気持ちをそらせます。
安心して身を隠せる場所を作る
いつものハウスやケージに布をかけて落ち着かせてあげましょう。
脱出の心配も少なくなりますが、くれぐれも暑さ対策は忘れずに。
●迷子対策、脱走対策●
備えとしてはシンプルなものばかりです。ぜひ一度チェックを。
□ 首輪はゆるくなっていませんか
□ 鎖・リード・係留器具や支柱が古くなっていませんか
□ 塀や柵、門などに隙間はありませんか
□ 首輪に鑑札や迷子札は付いていますか
□ ドアのカギは念のためかけておきましょう
□ 窓は開いていませんか
□ 網戸を突き破って飛び出す事もあります
□ 飛び出しそうな場所にはゲートを設置していますか
□ 最寄りの「動物愛護センター」「保健所」「警察署」の連絡先登録を
●迷子になってしまったら●
【東京都動物愛護相談センター】ウェブサイトより
逃がしてしまった動物を自ら捜索することは、飼い主の義務です。
※東京都動物愛護相談センターに収容された犬、猫のうち、身元表示(犬については鑑札・注射済票、
猫については迷子札まいごふだ、等)のない動物については、飼い主様へ連絡を差し上げることはありません。
身元表示をしていても、確認できない場合もあるため、必ず飼い主の方から、お問い合わせください。
【1】動物愛護相談センターや警察へ連絡
愛犬が迷子になったことを連絡します。
犬種・年齢・性別や見た目の特長など、具体的に説明を。
【2】逃げた方向や散歩コースを探す
普段からかぎ慣れたニオイのする散歩コースや家の周辺にまだいる場合も。
リードやお気に入りのおもちゃ、おやつを持参しておきましょう。
また写真があれば通行人に尋ねる際に便利です。
【3】愛犬の情報を掲示する
最近ではポスターはもちろん、twitterやfacebookなどで
情報が拡散され発見につながる場合もあります。
自身にあったツールで多くの情報を集めましょう。
【4】動物愛護相談センターに再度連絡
まだ見つからない場合、動物愛護相談センターに再度連絡を。
収容された犬、猫の収容期限は7日間と短いため
お問い合わせの間隔は、7日以上あけないようにしてください。
●万が一の賠償責任に備える●
興奮状態のわんちゃん自身が負傷する可能性はもちろん、道に飛び出して車と接触した、物を壊してしまった、
通行人にけがをさせた、という話もあります。
【 ペット賠償責任担保特約のついたペット保険はこちら 】
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【ペット賠償責任担保特約】とは
保険期間中にご契約のペットが他人にケガをさせたり
他人のものを壊したりして、法律上の賠償責任を負った場合
1事故につき支払限度額300万円まで補償
※商品の詳細は商品パンフレット、重要事項説明書、約款を必ずご確認ください
●こんな時も迷子や脱走に注意●
特別な日でなくても、チョットした不注意で迷子になってしまうことも。
□ 散歩中、ウンチを処理していたらリードが離れてしまった
□ 買い物の間、店の外に繋いでいたらいなくなっていた
□ 首輪や胴輪が抜けてしまった
□ チャイムの音に反応して、そのまま玄関へ
□ 車の乗り降り、ハウスへの出入り
□ 旅先、帰省先など慣れない環境に戸惑ってしまった
□ 見慣れない小動物や鳥などを見つけて走り出してしまった
●最後に
どんな愛犬家でも「片時も愛犬から目を離さない」というのは物理的に無理な話。気を付けていても、ちょっとした不注意やいつもと違う環境にリズムが狂ってしまうこともあるかと思います。
しかし実際に迷子になったり、ケガをしたり、見つからないと後悔する事態は避けたいものです。
便利なグッズを取り入れたり、早めの点検・準備を心がけて、今年も楽しい夏をお過ごしください。
コラム著者:ペッツダイレクトスタッフ(2014年7月30日執筆)